福岡市城南区鳥飼の寺田歯科医院の院長のブログ

福岡市城南区鳥飼で、父の代から50年間開業している地域で最も古い歯科医院「寺田歯科医院」院長が、 日々の出来事や歯に関すること、トライアスロンのことなどを書いているブログです。

お薬のもらい方

先日ニュース番組でジェネリック医薬品についての特集がなされていました。
薬には研究を重ねて先に開発された先発製品とその製品を真似て作った
ジェネリック医薬品(別名ゾロ製品、以下ジェネリック)があります。


番組で言われた要点は下記のようでありました。


1.ジェネリックを使う事により6兆円の医療費が1兆円に削減される
2.国は近い将来、患者さんが自由に選択出来るようにしたい
3.ジェネリックにもいい商品もある
4.特許期間が過ぎた先発商品が安くなった薬である(10年経って特許を公開している)
5.薬の単価が安くなるので、薬を受け取る時の料金が安くなる


しかしながら問題点として、ジェネリックは先発と化学構造式は同じだが、
薬に混ぜてあるその他の成分が微妙に違います。
それに先発と同じ製造過程をとっているかどうかは不明であります。
その為に治験を繰り返した先発と違って薬の副作用がはっきりしないケースもあります。


では医療側としてはどうだろうか?副作用の発生と共に医療側に責任問題が発生する。
また医療関係者に「信頼のある先発薬があるのに、
よくわからない薬を自分には使いたくない」という声もある。
(実績のあるジェネリック薬品もあるので安心して使うケースもあります)


さらにジェネリック製品は山のようにあるので医師、薬剤師はその選択が難しいし、
処方する薬を間違える可能性も考えられる。

薬名は現在商品名なので薬品会社が勝手に付けています。
例えば土佐の地で見つかった菌から出来た『ジョサマイシン』は
「よさこい節(ジョサコイ・・・)」から来た。
ビックリする位よく効いたから『ビクシリン』というのもある。
その為に意味不明・似た名前の薬が沢山ある。


ジェネリックが安いのはコピー製品の薬だからである。
例えるなら海賊版CD、「本物と同じミュージックですよ」と売り主は言うかもしれないが、
品質の保証は疑問ですよね?もしかしたら音に問題があるかもしれない。
もしかしたら付属のラベルや歌詞カードが不良品かもしれない。
しかしジェネリックは厚生労働省が認めた医薬品であるから、
それでもいいという人もいらっしゃるでしょう。


この春から処方箋にジェネリックを医師側が認めるかどうかのサインをする事が決まりました。
処方箋を出す医院がジェネリックは拒否してもいいし、
最初からジェネリックを指定してもいいのです。


当院では『患者さんが希望すればジェネリックにも変更可能』という患者さんに
選択権があるようにしました。(もともとジェネリックがない場合もあります)
また処方箋をもらったらそれぞれの医院から指定されたところの薬局に
誘導されるのは法律で禁止されております。
医院の横にある薬局に行く必要はありません。


一番いい薬局との付き合い方はかかりつけ薬局を決めておく事です。
複数の医院にかかっていても、薬局は1つだけにした方がよいです。
長所は薬の効能の重なりのチェックや相互作用の問題など
薬のリスク管理が出来るからです。


もしそれぞれに違う薬局に行くとしたら、その都度、
他の医院にて治療中であるという事や服用中の薬の事を
必ず薬剤師にお話下さい。(薬の手帳を持つと便利です)


寺田歯科医院ホームページ

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